見晴らし台から海が望める



 長谷寺は高徳院の大仏と並んで長谷周辺を代表するお寺です。天平8年(736)、藤原鎌足の子 房前が徳道上人を開祖に創建したお寺で、本尊となる観音像が大和(奈良県)の長谷寺と同じ木造のため、新長谷寺とも呼ばれたそうです。
 長谷寺の山号は「海光山」。この由来は、遠く三浦の長井の海から観音像が光を放っていたからとも、海が見えるところにある寺だからともいわれています。いずれにしてもこの山号が示す通り、この寺の見晴台からの眺めは本当に素晴らしく、陽光にきらめく由比ヶ浜の海や三浦半島を一望することができます。

長谷寺データ
住所 長谷3-11-2 TEL 0467-22-6300
時間 8:00〜17:00(10〜2月は16:30まで) アクセス 江ノ電長谷駅から徒歩10分
料金 300円

一口メモ

 観音堂に安置されている本尊木造十一面観音立像は「長谷観音」の名で古くから信仰を集めています。この仏像は高さが9.18mもあり、木造のものでは日本一大きいといわれています。
 他の十一面観音とは異なり、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に蓮華(れんげ)を差した華瓶(けびょう)を持つ独特な姿で、これは長谷寺系と呼ばれています。地蔵菩薩の衆生(しゅじょう)救済と観音菩薩の現世利益(げんせりやく)信仰と結びついたことを意味するそうです。
 寺伝では、養老5年(721)徳道上人が1本の楠から2体の十一面観音を作り、1体を大和の長谷寺に祀り、もう1体は衆生救済を願って海に流し、三浦の長井浜に流れ着いた観音像を長谷に移し、徳道上人を招いて開いたのが長谷寺の起源とされています。  







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