日本の二大大仏のひとつ



 正式には大異山高徳院清浄泉寺(だいいざん こうとくいん しょうじょうせんじ)といい、開山、開基とも不明、創建は1238年、浄土宗のお寺です。
 もちろん有名なのは「鎌倉の大仏」として親しまれている本尊の阿弥陀如来像で、国宝にも指定されています。もともと奈良の大仏と同様に大仏殿がありましたが、地震や台風などに何度かあった後1495年の津波で流されたといわれています。再建の計画が何度か立てられましたが、結局実現せず、室町時代からずっと露座の大仏となっています。
 境内奥の観月堂(かんげつどう)は、もともと朝鮮李王朝の月宮殿だったもので、徳川秀忠が大切にしていた聖観音が安置されています。この観月堂の右に与謝野晶子の歌碑(かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな)が立っています。

高徳院(大仏)データ
住所 長谷4-2-28 TEL 0467-22-0703
時間 7:00〜18:00(冬期17:00まで) アクセス 江ノ電長谷駅から徒歩10分/JR鎌倉駅東口からバス「大仏前」下車すぐ
料金 200円(大仏胎内拝観20円)

一口メモ

 鎌倉唯一の国宝仏、通称「鎌倉大仏」は、高さ12.38m、顔の長さ2.56m、まゆの長さ1.24m、眼の長さ1m、口の幅0.82m、耳の長さ1.9m、体重120tもあり、青銅で造られています。もともとは金箔で覆われていたそうで、いまでも耳の下にその名残を見ることができます。
 奈良の大仏が天皇の命令によって造られたのに対し、鎌倉の大仏は民衆から集められた浄財で造られた、庶民のための大仏さまです。着工は1238年で、6年後に木造の大仏が完成しましたが、1247年その木造の大仏は嵐によって倒壊し、1252年に今度は青銅の大仏が鋳造され、かなりの年月をかけて完成に至ったそうです。はっきりした完成の年はわかっていません。  







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